剣の先に映るもの:あとがき



☆あとがき☆ 大牙&白鳥篠

大牙「この作品の解説は対話形式でお送りいたします。お送りするのは作者、大牙と」
篠「超絶スーパー美女、みんなのアイドル白鳥篠でお送りいたします」
大牙「キャラ違うし!? ていうか超絶スーパー美女って……自分の歳考えて」

 めきゃっ

篠「さて、静かになったところで作品解説にでも移りましょうか♪ まずは万感の思い(?)をこめて、この作品を読んでくださって有り難うございます」
大牙「そ、それ私のセリフ……ていうかさっき急に意識が飛んだんだけど……なんでだろ」
篠「あら、急に倒れたりなさってどうしたんですの? 私心配でしたのよ?(打撃が甘かったかしら)」
大牙「むぅ、日射病かな……」
篠「まぁまぁ、お気にせず続けましょう」
大牙「そ、そうだね♪ さて、この作品は私が突発的に『剣道もの書きたい!』と思ったことから出来た作品です」
篠「本当にいきなりでしたね。ただ、書く意欲があるのは良いのですが、自分が剣道をやったことがあるからって書くというのもどうかと思いますが……」
大牙「おだまり」

 ぐしゃっ

篠「あらあら、肩にグラモストラロゼアがとまってましたよ」
大牙「そ、それ熱帯に住む蜘蛛だから……しかも何故にチリアンコモンタランチュラの学名」
篠「お気になさらずに♪」
大牙「は、はぁ……了解です(不用意な発言は控えよう)」
篠「では、続きを。この作品は作者にとって実は始めての一人称作品になります。そのため多くの点でなれない点が目立つ作品となってしまいました」
大牙「うっ、ま、まぁそこはだんだんと精進するということで」
篠「はいはい、誰も期待してません」
大牙「うう……(泣)」
篠「この作品では細かいところにギミックを入れたので少々長い作品になってしまいました」
大牙「全てを綺麗にまとめることは出来ませんでしたが、殆どのギミックは使ったのでまぁまぁかな、と思います」
篠「あとはあまりにも不自然すぎるギミック(複線)の出し方をどうにか出来れば良いのですけれどねぇ……」
大牙「……精進します」
篠「あとはあれですね。解説本じゃないのですから、剣について無駄な知識が多すぎると思います。薙刀に関しては解説が少ないくらいですけどね」
大牙「剣がメインの話しなんだからしょうがないと思う」
篠「何か?」
大牙「何でもないです。本当に。はい」
篠(あとでみっちりと薙刀について講義してしまおうかしら)
大牙「っと、そろそろまとめ行きますか」
篠「あら、では私は黙ってますね」
大牙「お気遣いサンクスです」
篠「いえいえ」

大牙「さて、貴方はこの作品を読んで何か感じられるものがありましたでしょうか? 私はこの作品に『運命に負けない』ということと『自分にしか守れるものがある』ということをメインとして詰め込みました。この作品では家という枷に縛られている光君が主人公ですが、みなさんは家にしばられて生きてませんか? 考えてみると自分が嫌なことでも黙って享受するしかないということがあるはずです。それは協調とか恩義に報いるとかそういう言葉によって美化されがちですが、全てがそれに当てはまるわけではありません。私は自由が好きなのでそういったことは一応反発してみます。従うことも勿論場合によっては大切ですけど、時々は反発して自分で道を探してみるのも大切かと。貴方は意思を持った『自分』という一人の人間なのですから、考えを相手にぶつけることが出来るはずです。何も行動を自分から起こさないと自分にとって大切な者(物)を守ることなんて出来ません。みなさんもよければそういったことについて時間をとってゆっくりと考えてみてください。っと、私からは以上です」

篠「あら、結構早く締めましたね」
大牙「うーん、以前長いより短いなかでいかに大切なことを伝えるかということが重要、って聞いたからね」
篠「なるほど。確かに作者の無駄話より私の発言のほうが聞きたいでしょうしね」
大牙「マテや」
篠「ふむふむ、では次回予告です。次回作品は『白鳥篠の優雅でファンタスティックな一日with薙刀』です」
大牙「無視かい。ていうか、書かないから。しかも『with薙刀』って……」
篠「書かないのですか?」
大牙「書きません」
篠「なるほど、では私を敵に回すと」
大牙「え、いや、そんなことは露ほども……って、その手に握られている大薙刀はっ!?」
篠「うふふ。全国百十五人の私のファンを敵に回す人はこうです♪ えい♪」

 断末魔

篠「はい、では今度こそ本当に静かになったところでお別れの言葉を。剣の先に映るもの。この作品を読んでくださってどうもありがとうございました。次回作で和えたら会いましょうね」

 篠は舞台から去っていく。
あとにはただ、倒れたままの大牙が残るだけだった。